M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO / OLYMPUS (OM DIGITAL SOLUTIONS)

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO はOMデジタルソリューションズ(2020年まではオリンパス)から発売されている、マイクロフォーサーズマウントの交換レンズです。

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO


製品の主な特徴は以下の通り。

  • F値固定
  • 小型軽量サイズ
  • 高い近接撮影能力
  • 高い防塵・防滴・耐低温性能


使い勝手の良い焦点域をカバーしつつF値固定の標準ズームレンズでありながら、非常に小さく軽量なサイズにまとまっている為、荷物をコンパクトにまとめたい日に活躍するであろうレンズになります。

以下では、このレンズのさらに詳細について触れていきます。





< Contents >


  1. 撮影範囲

  2. FnoとSS(シャッタースピード)

  3. 最短撮影距離での撮影範囲

  4. サイズ・重量

  5. まとめ



1. 撮影範囲

このレンズの焦点距離と画角は以下のとおりです。

焦点距離焦点距離
(35mm判換算)
画角
(対角)
広角端(ワイド)12 mm24 mm84 °
望遠端(テレ)45 mm90 mm27 °

<広角端と望遠端の撮影領域の相対比較イメージ>

 広角端撮影領域    望遠端撮影領域 




また、このレンズで撮影した場合の、撮影距離と撮影範囲の例をいくつかご紹介します。
(あくまで仕様の画角値から推測されるイメージですので、実際の撮影範囲とは若干の誤差があることご承知おきください。)

20m先の被写体を撮影した場合の撮影範囲イメージ>

広角端撮影範囲
14.4 m
10.8 m
望遠端撮影範囲
3.8 m
2.9 m

10m先の被写体を撮影した場合の撮影範囲イメージ>

広角端撮影範囲
7.2 m
5.4 m
望遠端撮影範囲
1.9 m
1.4 m

5m先の被写体を撮影した場合の撮影範囲イメージ>

広角端撮影範囲
3.6 m
2.7 m
望遠端撮影範囲
0.96 m
0.72 m

2m先の被写体を撮影した場合の撮影範囲イメージ>

広角端撮影範囲
1.4 m
1.1 m
望遠端撮影範囲
0.38 m
0.29 m

1m先の被写体を撮影した場合の撮影範囲イメージ>

広角端撮影範囲
0.72 m
0.54 m
望遠端撮影範囲
0.19 m
0.14 m











2. FnoとSS(シャッタースピード)

このレンズのFnoは以下のとおりです。

開放Fno最小Fno
広角端(ワイド)4.022
望遠端(テレ)4.022




また、このレンズの開放Fnoで撮影した場合の、撮影環境の明るさとシャッタースピードの例をいくつかご紹介します。
(あくまで一般的な環境想定の値ですので、実際の撮影条件とは若干の誤差があることご承知おきください。)

快晴の屋外にて撮影した場合のシャッタースピード>

開放FnoISO=100の場合ISO=400の場合
広角端(ワイド)4.01/2000 秒1/8000 秒
望遠端(テレ)4.01/2000 秒1/8000 秒

晴れの屋外にて撮影した場合のシャッタースピード>

開放FnoISO=100の場合ISO=400の場合
広角端(ワイド)4.01/1000 秒1/4000 秒
望遠端(テレ)4.01/1000 秒1/4000 秒

曇天の屋外・日陰にて撮影した場合のシャッタースピード>

開放FnoISO=100の場合ISO=400の場合
広角端(ワイド)4.01/250 秒1/1000 秒
望遠端(テレ)4.01/250 秒1/1000 秒

明るい屋内にて撮影した場合のシャッタースピード>

開放FnoISO=200の場合ISO=800の場合
広角端(ワイド)4.01/30 秒1/125 秒
望遠端(テレ)4.01/30 秒1/125 秒

暗い屋内にて撮影した場合のシャッタースピード>

開放FnoISO=200の場合ISO=800の場合
広角端(ワイド)4.01/8 秒1/30 秒
望遠端(テレ)4.01/8 秒1/30 秒




上記のとおり、快晴・晴れの日の屋外にて開放Fnoで撮影する場合は、高速なシャッタースピードが要求される為、開放Fnoでかつ、より低速なシャッタースピードで撮影したい場面では(動画撮影など)、NDフィルターの使用が効果的です。
以下にNDフィルター使用時のシャッタースピードを記載します。

快晴の屋外にてNDフィルター(ND16)を装着して撮影した場合のシャッタースピード>

ND16装着時開放FnoISO=100の場合ISO=400の場合
広角端(ワイド)4.01/125 秒1/500 秒
望遠端(テレ)4.01/125 秒1/500 秒

晴れの屋外にてNDフィルター(ND16)を装着して撮影した場合のシャッタースピード>

ND16装着時開放FnoISO=100の場合ISO=400の場合
広角端(ワイド)4.01/60 秒1/250 秒
望遠端(テレ)4.01/60 秒1/250 秒











3. 最短撮影距離での撮影範囲

このレンズの最短最短撮影距離と最大撮影倍率は以下の通りです。

最短撮影距離最大撮影倍率最大撮影倍率
(35mm判換算)
広角端(ワイド)0.12 m0.25 倍0.5 倍
望遠端(テレ)0.23 m0.25 倍0.5 倍

<最短撮影距離での撮影範囲>

広角端最至近撮影範囲
69.2 mm
52 mm
望遠端最至近撮影範囲
69.2 mm
52 mm




ズーム全域で35mm判換算の最大撮影倍率が0.5倍である為、ズームレンズながら準マクロレンズ的な使い方も可能な仕様になっています。







4. サイズ・重量

このレンズのサイズ・重量は以下の通りです。

フィルターサイズ最大径全長重量
Ø58 mmØ63.4 mm70 mm254 g

<350ml缶とのサイズ感比較>

350ml缶
レンズ











5. まとめ

以上、「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO」のレンズ仕様のご紹介でした。

F値固定の標準ズームであり小型軽量サイズに収まっている為、気軽に持ち出せるレンズだと思われます。
また、ズーム全域で35mm判換算の最大撮影倍率が0.5と大きい為、被写体を大きく写した撮影も楽しめるレンズになっています。









M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO / OLYMPUS (OM DIGITAL SOLUTIONS)

M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO はOMデジタルソリューションズ(2020年まではオリンパス)から発売されている、マイクロフォーサーズマウントの交換レンズです。

M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO


製品の主な特徴は以下の通り。

  • 大口径広角ズームレンズ
  • F値固定
  • AF⇄MFの瞬時切り替え可能なMFクラッチ機構搭載
  • 高い近接撮影能力
  • 高い防塵・防滴・耐低温性能


所謂、大三元レンズの広角域を担うレンズで、その特徴的な画角を活かし夜景や星などの撮影に活躍するレンズになります。

以下では、このレンズのさらに詳細について触れていきます。





< Contents >


  1. 撮影範囲

  2. FnoとSS(シャッタースピード)

  3. 最短撮影距離での撮影範囲

  4. サイズ・重量

  5. まとめ



1. 撮影範囲

このレンズの焦点距離と画角は以下のとおりです。

焦点距離焦点距離
(35mm判換算)
画角
(対角)
広角端(ワイド)7 mm14 mm114 °
望遠端(テレ)14 mm28 mm75 °

<広角端と望遠端の撮影領域の相対比較イメージ>

 広角端撮影領域    望遠端撮影領域 




また、このレンズで撮影した場合の、撮影距離と撮影範囲の例をいくつかご紹介します。
(あくまで仕様の画角値から推測されるイメージですので、実際の撮影範囲とは若干の誤差があることご承知おきください。)

20m先の被写体を撮影した場合の撮影範囲イメージ>

広角端撮影範囲
24.6 m
18.5 m
望遠端撮影範囲
12.3 m
9.2 m

10m先の被写体を撮影した場合の撮影範囲イメージ>

広角端撮影範囲
12.3 m
9.2 m
望遠端撮影範囲
6.1 m
4.6 m

5m先の被写体を撮影した場合の撮影範囲イメージ>

広角端撮影範囲
6.2 m
4.6 m
望遠端撮影範囲
3.1 m
2.3 m

2m先の被写体を撮影した場合の撮影範囲イメージ>

広角端撮影範囲
2.5 m
1.8 m
望遠端撮影範囲
1.2 m
0.92 m

1m先の被写体を撮影した場合の撮影範囲イメージ>

広角端撮影範囲
1.2 m
0.92 m
望遠端撮影範囲
0.61 m
0.46 m











2. FnoとSS(シャッタースピード)

このレンズのFnoは以下のとおりです。

開放Fno最小Fno
広角端(ワイド)2.822
望遠端(テレ)2.822




また、このレンズの開放Fnoで撮影した場合の、撮影環境の明るさとシャッタースピードの例をいくつかご紹介します。
(あくまで一般的な環境想定の値ですので、実際の撮影条件とは若干の誤差があることご承知おきください。)

快晴の屋外にて撮影した場合のシャッタースピード>

開放FnoISO=100の場合ISO=200の場合
広角端(ワイド)2.81/4000 秒1/8000 秒
望遠端(テレ)2.81/4000 秒1/8000 秒

晴れの屋外にて撮影した場合のシャッタースピード>

開放FnoISO=100の場合ISO=200の場合
広角端(ワイド)2.81/2000 秒1/4000 秒
望遠端(テレ)2.81/2000 秒1/4000 秒

曇天の屋外・日陰にて撮影した場合のシャッタースピード>

開放FnoISO=100の場合ISO=400の場合
広角端(ワイド)2.81/500 秒1/2000 秒
望遠端(テレ)2.81/500 秒1/2000 秒

明るい屋内にて撮影した場合のシャッタースピード>

開放FnoISO=200の場合ISO=800の場合
広角端(ワイド)2.81/60 秒1/250 秒
望遠端(テレ)2.81/60 秒1/250 秒

暗い屋内にて撮影した場合のシャッタースピード>

開放FnoISO=200の場合ISO=800の場合
広角端(ワイド)2.81/15 秒1/60 秒
望遠端(テレ)2.81/15 秒1/60 秒




上記のとおり、快晴・晴れの日の屋外にて開放Fnoで撮影する場合は、高速なシャッタースピードが要求される為、開放Fnoでかつ、より低速なシャッタースピードで撮影したい場面では(動画撮影など)、NDフィルターの使用が効果的です。
(*本レンズにフィルターを装着する場合は、専用のアダプターが必要になります。)
以下にNDフィルター使用時のシャッタースピードを記載します。

快晴の屋外にてNDフィルター(ND16)を装着して撮影した場合のシャッタースピード>

ND16装着時開放FnoISO=100の場合ISO=400の場合
広角端(ワイド)2.81/250 秒1/500 秒
望遠端(テレ)2.81/250 秒1/500 秒

晴れの屋外にてNDフィルター(ND16)を装着して撮影した場合のシャッタースピード>

ND16装着時開放FnoISO=100の場合ISO=400の場合
広角端(ワイド)2.81/125 秒1/250 秒
望遠端(テレ)2.81/125 秒1/250 秒













3. 最短撮影距離での撮影範囲

このレンズの最短最短撮影距離と最大撮影倍率は以下の通りです。

最短撮影距離最大撮影倍率最大撮影倍率
(35mm判換算)
広角端(ワイド)0.2 m非公表非公表
望遠端(テレ)0.2 m0.12 倍0.24 倍

<最短撮影距離での撮影範囲>

望遠端最至近撮影範囲
144 mm
108 mm




広角で且つ、ズーム全域で0.2mまで寄った撮影が可能である為、被写体に近寄りつつ背景も取り入れた撮影が可能な仕様になっています。







4. サイズ・重量

このレンズのサイズ・重量は以下の通りです。

フィルターサイズ最大径全長重量
非対応*Ø78.9 mm105.8 mm534 g
*フィルターを装着する場合は、専用のアダプターが必要になります。

<350ml缶とのサイズ感比較>

350ml缶
レンズ











5. まとめ

以上、レンズ仕様のご紹介でした。

広角ズームでありながら、ズーム全域で明るいF2.8の開放F値である為、日中から夜間まで幅広く風景写真などに活躍するレンズだと思われます。
また、高い近接撮影能力を有している為、狭い室内や車内など距離を取り難い環境においても非常に使い勝手の良いレンズだと思われます。











M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO / OLYMPUS (OM DIGITAL SOLUTIONS)

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO はOMデジタルソリューションズ(2020年まではオリンパス)から発売されている、マイクロフォーサーズマウントの交換レンズです。

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO


製品の主な特徴は以下の通り。

  • 大口径標準ズームレンズ
  • F値固定
  • AF⇄MFの瞬時切り替え可能なMFクラッチ機構搭載
  • 高い近接撮影能力
  • 高い防塵・防滴・耐低温性能


所謂、大三元レンズの標準域を担うレンズで、非常に多くの場面に対応可能な、キットレンズでは満足できなくなった方に最初の一本としてオススメなレンズになります。

以下では、このレンズのさらに詳細について触れていきます。





< Contents >


  1. 撮影範囲

  2. FnoとSS(シャッタースピード)

  3. 最短撮影距離での撮影範囲

  4. サイズ・重量

  5. まとめ



1. 撮影範囲

このレンズの焦点距離と画角は以下のとおりです。

焦点距離焦点距離
(35mm判換算)
画角
(対角)
広角端(ワイド)12 mm24 mm84 °
望遠端(テレ)40 mm80 mm30 °

<広角端と望遠端の撮影領域の相対比較イメージ>

 広角端撮影領域    望遠端撮影領域 




また、このレンズで撮影した場合の、撮影距離と撮影範囲の例をいくつかご紹介します。
(あくまで仕様の画角値から推測されるイメージですので、実際の撮影範囲とは若干の誤差があることご承知おきください。)

20m先の被写体を撮影した場合の撮影範囲イメージ>

広角端撮影範囲
14.4 m
10.8 m
望遠端撮影範囲
4.3 m
3.2 m

10m先の被写体を撮影した場合の撮影範囲イメージ>

広角端撮影範囲
7.2 m
5.4 m
望遠端撮影範囲
2.1 m
1.6 m

5m先の被写体を撮影した場合の撮影範囲イメージ>

広角端撮影範囲
3.6 m
2.7 m
望遠端撮影範囲
1.1 m
0.8 m

2m先の被写体を撮影した場合の撮影範囲イメージ>

広角端撮影範囲
1.4 m
1.1 m
望遠端撮影範囲
0.43 m
0.32 m

1m先の被写体を撮影した場合の撮影範囲イメージ>

広角端撮影範囲
0.72 m
0.54 m
望遠端撮影範囲
0.21 m
0.16 m











2. FnoとSS(シャッタースピード)

このレンズのFnoは以下のとおりです。

開放Fno最小Fno
広角端(ワイド)2.822
望遠端(テレ)2.822




また、このレンズの開放Fnoで撮影した場合の、撮影環境の明るさとシャッタースピードの例をいくつかご紹介します。
(あくまで一般的な環境想定の値ですので、実際の撮影条件とは若干の誤差があることご承知おきください。)

快晴の屋外にて撮影した場合のシャッタースピード>

開放FnoISO=100の場合ISO=200の場合
広角端(ワイド)2.81/4000 秒1/8000 秒
望遠端(テレ)2.81/4000 秒1/8000 秒

晴れの屋外にて撮影した場合のシャッタースピード>

開放FnoISO=100の場合ISO=200の場合
広角端(ワイド)2.81/2000 秒1/4000 秒
望遠端(テレ)2.81/2000 秒1/4000 秒

曇天の屋外・日陰にて撮影した場合のシャッタースピード>

開放FnoISO=100の場合ISO=400の場合
広角端(ワイド)2.81/500 秒1/2000 秒
望遠端(テレ)2.81/500 秒1/2000 秒

明るい屋内にて撮影した場合のシャッタースピード>

開放FnoISO=200の場合ISO=800の場合
広角端(ワイド)2.81/60 秒1/250 秒
望遠端(テレ)2.81/60 秒1/250 秒

暗い屋内にて撮影した場合のシャッタースピード>

開放FnoISO=200の場合ISO=800の場合
広角端(ワイド)2.81/15 秒1/60 秒
望遠端(テレ)2.81/15 秒1/60 秒




上記のとおり、快晴・晴れの日の屋外にて開放Fnoで撮影する場合は、高速なシャッタースピードが要求される為、開放Fnoでかつ、より低速なシャッタースピードで撮影したい場面では(動画撮影など)、NDフィルターの使用が効果的です。
以下にNDフィルター使用時のシャッタースピードを記載します。

快晴の屋外にてNDフィルター(ND16)を装着して撮影した場合のシャッタースピード>

ND16装着時開放FnoISO=100の場合ISO=200の場合
広角端(ワイド)2.81/250 秒1/500 秒
望遠端(テレ)2.81/250 秒1/500 秒

晴れの屋外にてNDフィルター(ND16)を装着して撮影した場合のシャッタースピード>

ND16装着時開放FnoISO=100の場合ISO=200の場合
広角端(ワイド)2.81/125 秒1/250 秒
望遠端(テレ)2.81/125 秒1/250 秒











3. 最短撮影距離での撮影範囲

このレンズの最短最短撮影距離と最大撮影倍率は以下の通りです。

最短撮影距離最大撮影倍率最大撮影倍率
(35mm判換算)
広角端(ワイド)0.2 m非公表非公表
望遠端(テレ)0.2 m0.3 倍0.6 倍

<最短撮影距離での撮影範囲>

望遠端最至近撮影範囲
58 mm
44 mm




テレ端における35mm判換算の最大撮影倍率が0.6倍である為、ズームレンズながら準マクロレンズ的な使い方も可能な仕様になっています。







4. サイズ・重量

このレンズのサイズ・重量は以下の通りです。

フィルターサイズ最大径全長重量
Ø62 mmØ69.9 mm84 mm382 g

<350ml缶とのサイズ感比較>

350ml缶
レンズ











5. まとめ

以上、レンズ仕様のご紹介でした。

F値固定の明るい標準ズームでありながら、比較的コンパクトなサイズであり、非常に使い勝手の良いレンズだと思われます。
また、高い近接撮影能力を持っているので、テーブルフォトなども気軽に撮影出来、つけっぱなしておいても不便を感じ難い、オールマイティーな一本ではないでしょうか。









M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO / OLYMPUS (OM DIGITAL SOLUTIONS)

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO はOMデジタルソリューションズ(2020年まではオリンパス)から発売されている、マイクロフォーサーズマウントの交換レンズです。

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO / OLYMPUS


製品の主な特徴は以下の通り。

  • 高倍率ズームレンズ
  • F値固定
  • レンズ内手ぶれ補正機構搭載
  • 高い近接撮影能力
  • 高い防塵・防滴・耐低温性能


所謂、『万能ズーム』や『便利ズーム』と言われる、この一本あれば多くの撮影シチュエーションに対応することが出来るお得なレンズになります。

以下では、このレンズのさらに詳細について触れていきます。





< Contents >


  1. 撮影範囲

  2. FnoとSS(シャッタースピード)

  3. 最短撮影距離での撮影範囲

  4. サイズ・重量

  5. まとめ



1. 撮影範囲

このレンズの焦点距離と画角は以下のとおりです。

焦点距離焦点距離
(35mm判換算)
画角
(対角)
広角端(ワイド)12 mm24 mm84 °
望遠端(テレ)100 mm200 mm12 °

<広角端と望遠端の撮影範囲の相対比較イメージ>

 広角端撮影範囲    望遠端撮影範囲 




また、このレンズで撮影した場合の、撮影距離と撮影範囲の例をいくつかご紹介します。
(あくまで仕様の画角値から推測されるイメージですので、実際の撮影範囲とは若干の誤差があることご承知おきください。)

20m先の被写体を撮影した場合の撮影範囲イメージ>

広角端撮影範囲
14.4 m
10.8 m
望遠端撮影範囲
1.7 m
1.3 m

10m先の被写体を撮影した場合の撮影範囲イメージ>

広角端撮影範囲
7.2 m
5.4 m
望遠端撮影範囲
0.84 m
0.63 m

5m先の被写体を撮影した場合の撮影範囲イメージ>

広角端撮影範囲
3.6 m
2.7 m
望遠端撮影範囲
0.42 m
0.32 m

2m先の被写体を撮影した場合の撮影範囲イメージ>

広角端撮影範囲
1.4 m
1.1 m
望遠端撮影範囲
0.17 m
0.13 m

1m先の被写体を撮影した場合の撮影範囲イメージ>

広角端撮影範囲
0.72 m
0.54 m
望遠端撮影範囲
0.08 m
0.06 m











2. FnoとSS(シャッタースピード)

このレンズのFnoは以下のとおりです。

開放Fno最小Fno
広角端(ワイド)4.022
望遠端(テレ)4.022




また、このレンズの開放Fnoで撮影した場合の、撮影環境の明るさとシャッタースピードの例をいくつかご紹介します。
(あくまで一般的な環境想定の値ですので、実際の撮影条件とは若干の誤差があることご承知おきください。)

快晴の屋外にて撮影した場合のシャッタースピード>

開放FnoISO=100の場合ISO=400の場合
広角端(ワイド)4.01/2000 秒1/8000 秒
望遠端(テレ)4.01/2000 秒1/8000 秒

晴れの屋外にて撮影した場合のシャッタースピード>

開放FnoISO=100の場合ISO=400の場合
広角端(ワイド)4.01/1000 秒1/4000 秒
望遠端(テレ)4.01/1000 秒1/4000 秒

曇天の屋外・日陰にて撮影した場合のシャッタースピード>

開放FnoISO=100の場合ISO=400の場合
広角端(ワイド)4.01/250 秒1/1000 秒
望遠端(テレ)4.01/250 秒1/1000 秒

明るい屋内にて撮影した場合のシャッタースピード>

開放FnoISO=200の場合ISO=800の場合
広角端(ワイド)4.01/30 秒1/125 秒
望遠端(テレ)4.01/30 秒1/125 秒

暗い屋内にて撮影した場合のシャッタースピード>

開放FnoISO=200の場合ISO=800の場合
広角端(ワイド)4.01/8 秒1/30 秒
望遠端(テレ)4.01/8 秒1/30 秒




上記のとおり、快晴・晴れの日の屋外にて開放Fnoで撮影する場合は、高速なシャッタースピードが要求される為、開放Fnoでかつ、より低速なシャッタースピードで撮影したい場面では(動画撮影など)、NDフィルターの使用が効果的です。
以下にNDフィルター使用時のシャッタースピードを記載します。

快晴の屋外にてNDフィルター(ND16)を装着して撮影した場合のシャッタースピード>

ND16装着時開放FnoISO=100の場合ISO=400の場合
広角端(ワイド)4.01/125 秒1/500 秒
望遠端(テレ)4.01/125 秒1/500 秒

晴れの屋外にてNDフィルター(ND16)を装着して撮影した場合のシャッタースピード>

ND16装着時開放FnoISO=100の場合ISO=400の場合
広角端(ワイド)4.01/60 秒1/250 秒
望遠端(テレ)4.01/60 秒1/250 秒











3. 最短撮影距離での撮影範囲

このレンズの最短最短撮影距離と最大撮影倍率は以下の通りです。

最短撮影距離最大撮影倍率最大撮影倍率
(35mm判換算)
広角端(ワイド)0.15 m0.3 倍0.6 倍
望遠端(テレ)0.45 m0.21 倍0.42 倍

<最短撮影距離での撮影範囲>

広角端最至近撮影範囲
57.7 mm
43.3 mm
望遠端最至近撮影範囲
82.4 mm
61.9 mm




ワイド端における35mm判換算の最大撮影倍率が0.6倍である為、ズームレンズながら準マクロレンズ的な使い方も可能な仕様になっています。







4. サイズ・重量

このレンズのサイズ・重量は以下の通りです。

フィルターサイズ最大径全長重量
Ø72 mmØ77.5 mm116.5 mm561 g

<350ml缶とのサイズ感比較>

350ml缶
レンズ











5. まとめ

以上、レンズ仕様のご紹介でした。

F値固定の高倍率ズームであり、レンズ内手ぶれ補正機構も搭載されていることから、非常に使い勝手の良いレンズだと思われます。
また、仕様から分かる通り、静止画だけでなく動画撮影にも相性が良いレンズである為、Blackmagic Pocket Cinema Camera 4K のような動画カメラ用のレンズとしても一際存在感を示すレンズだと思われます。